物語は幕末の江戸から始まる、波乱万丈の喜劇。
役者さんは素敵だし、筋立ては面白いし、かなりのエロネタが散りばめられているし、三越劇場の内装は格調高いし…もう、見どころ満載なのですが、
何が嬉しかったのって、それはもう、実物の「三井の貸し傘」が見られたことです!
圓窓師匠の弟子ならみんな知っている(と思う)、師匠の創作した落語「三井の貸し傘」。
その傘を、よもや、この目で見られるとは…
芝居の幕が上がると、そこは日本橋。
そこで降りだすにわかの雨。そこへ「貸し傘がございます~」的な掛け声で、往来の人々に傘を手渡す越後屋の衆。
傘には屋号と番号が大きく記してあって。
(つまり、無償の貸し傘だけど、さして歩いてもらえば宣伝になるし、傘を返しにきたついでに買物もしてもらえる…という、商いのアイディアだったのですね)。
傘を手にした人々は、下駄タップを踏みながら、歌い踊りだします~♪♪♪
もう、三井の貸し傘、大活躍。役者さんを見るのと同じくらいの情熱で傘を見つめる私。笑
…と、この話題を、圓窓師匠と、今この噺を稽古中の永久さんに聞いてほしかったのですが、
永久さんは昨日のお稽古お休みでした~
師匠は、もちろん食いついてくださいました (^^)v
「いつまでやっているの?」と観に行かれそうな勢いでしたが、
三越劇場での公演は残念ながら明日の昼まで…
芝居の中に三井の貸し傘が出ることを知っていれば、師匠もお誘いしたのですが…
う~ん、かさね重ね、残念!
前進座「たいこどんどん」の内容については、こちらをご覧ください。
注: 芝居「たいこどんどん」と、落語「三井の貸し傘」は、まったく違う内容です。
落語の「三井の貸し傘」の内容については…そうですね…
とりあえず、永久さんが近いうちにどこかで演ると思いますので、
必ず告知いたしますね!
はやち